いったん終わった武道修業

ようやく秋の気配が感じられるようになってきた。とは言っても、まだ猛暑の日がやってくるみたい。もう九月も終わろうとしてるのに。しかし、秋と言えば読書。最近読んでる本は、白石一文著⌈神秘⌋。白石さんの本を読むのは初めてだけど、親子二代の直木賞作家で年齢も僕と同い年。この本の内容もなんとなく理解できるような~。

 

    白石一文著⌈神秘⌋

 

すし屋への出入りはなくなったけど、この修業中に学んだ包丁研ぎが僕の趣味の一つになった。もっと言うと、天然砥石による刃物研ぎだ。包丁はもちろん彫刻刀や鉋、小刀等、刃物全般を天然砥石で研ぐことにハマってしまい、集めた刃物や砥石はきっとその辺の職人さんよりも多いと思う。自遊人となった今は心置きなく研いでいる。砥石と刃物の話は後にして先に進もう。

     集めた天然砥石の一部

 

  さて、すし屋をやめてからは一層武道にのめり込んでいった。高校時代も校内に同好会を作って活動したけど、大学でも同好会を作った。僕の通った大学には極真会館の空手部があり部室に呼び出されたこともあった。同級生が面白がって後に付いてきて入部させられそうになり半べそ状態でいたのを解放させたりもしたっけ。その他の思い出は、毎年夏に行ってた神津島合宿。ホントに海がきれいで、満天の星空がきれいだった。天の川を見たのはこの時が初めて。ただ難点は船酔い。行き帰りの船は地獄でした。朝から晩まで練習して、帰るころには声がガラガラになってた。民宿でいくらご飯を食べても3~4㎏くらいは体重が減ってたもんだ。この空手中心の生活も大学に入って一年が過ぎた頃にサヨナラした。原因は指導していた先生の女性問題・・・。教え子と問題を起こしちゃダメでしょう!何だかんだがあって、サヨナラしました。その時に、血判付きのサヨナラ文と黒帯を返したけど、帯だけは戻された。よくよく考えればこの黒帯は自分で購入したものだから、当然と言えば当然だね✍️(◔◡◔)。その後、僕の教えていた子供たちの親御さんから、続けて教えてもらいたいと言われてしばらく指導していたけど、そのうち会は解散してしまい僕の武道修業はここでいったん休止してしまった。

              道着